入選 金子広奈
〇利用者の心をギュッと掴み取るそんな介護を私はしたい
(講評)実習指導者と利用者の関係性が物語性を呈する。このような二者の信頼関係を優しく見つめている作者の生き方が窺える。
入選 小林幸子
〇「よいしょ」と自分の体動かして自分が生きた足跡残す
(講評)結句への飛躍がよい。利用者が毎日を力強く生きている様が感じられる。
入選 佐藤竜馬
〇実習で初の仕事を体験し戸惑いながらやり遂げた午後
(講評)一時の実習体験を詠っている。作者の心の動きが想像できる。
入選 品田麻衣
〇「いい名前!」言われて初めて好きになるそんなあなたが一番素敵
(講評)利用者が投げかけてくれた言葉が、どれだけありがたいことか。利用者への感謝の気持ちが伝わる1首である。
以上、選評 土永典明
*今年も新潟青陵大学・新潟青陵短期大学部の青空祭が10月17日(土)・18日(日)の両日に開催され、地域交流作品展に新潟青陵短歌会からも短歌を出展しました。人間総合学科の三膳春香さんが学長賞を授与されましたので報告します。
◎三膳春香
「いいんだよ頑張ってるから」そう言われ何故か止まらぬ私の涙