2011年1月14日金曜日

平成23年 1月

入選   五十嵐万穂

〇エプロンをつけただけで「ありがとう!」少しのことでも嬉しいと思う

(講評)昼食前に利用者の方に食事用のエプロンを着けてあげたとき、その利用者は笑顔で「ありがとう!」と言ってくれた。そのことが嬉しかった作者である。

入選   平松真実

〇「若いとき頑張ったって意味ないよ!」返す言葉が解らなかった

(講評)実習施設で張り切って実習していたら、利用者にこう言われて戸惑った作者である。この言葉には続きがあり、「歳をとればみんなただのお婆さんだよ!」と言われその言葉に作者が納得をした。

入選   河合麻奈美   

〇「また明日!」そう手を振って言われるとそれだけなのに嬉しくなった

(講評)実習3日目の作者が帰宅するときに利用者の方二人が、大きな声で手を振りながら見送ってくれたのが嬉しかった作者である。

以上、選評   土永典明

平成22年 12月

入選   鈴木映美佳

〇初実習緊張感から達成感変わる頃には寂しい別れ

(講評)やっと利用者の方と仲良くなれて嬉しかったのに、実習の最終日となり寂しさを感じている作者であった。

入選   川村明日香

〇少しずつ歩く姿は素晴らしいあなたのようになりたいと思う

(講評)利用者の歩行介助をしているときに、足が不自由であっても少しずつ前進しようとしている姿を見て感動した場面を詠っている。

入選   河合麻奈美

〇過去のこと悲しい顔で話してた何だか私も切なくなった

(講評)利用者の方と話していた時に、その方が自分の過去の悲しい思い出を作者に話して聞かせてくれた。作者自身も身につまされた。

以上、選評   土永典明