入選 棚橋千優
〇眉毛寄るそして時には手を握る喋れなくても伝わる気持ち
(講評)言語的なコミュニケーションが図れない利用者である。作者は表情やスキンシップから、利用者の訴えを読み取ろうとしている感じをうまく表現している。
入選 渡辺真優
〇利用者と女子会開き盛り上がる夫の愚痴や理想のタイプ
(講評)歳を重ねても薄れることのない女性の会話。若者である作者と利用者が、喜びを共有する思いが伝わってくる。
入選 石川順一
〇ハングル語読み方だけで眠くなり、意味まで配慮できずもどかし
(講評)作者のハングル語を学ぶ深い思いが籠もっている。自己反省の強い一首となった。
以上、選評 土永典明