2012年2月16日木曜日

平成24年 2月

入選   棚橋千優

〇眉毛寄るそして時には手を握る喋れなくても伝わる気持ち

(講評)言語的なコミュニケーションが図れない利用者である。作者は表情やスキンシップから、利用者の訴えを読み取ろうとしている感じをうまく表現している。

入選   渡辺真優

〇利用者と女子会開き盛り上がる夫の愚痴や理想のタイプ

(講評)歳を重ねても薄れることのない女性の会話。若者である作者と利用者が、喜びを共有する思いが伝わってくる。

入選   石川順一

〇ハングル語読み方だけで眠くなり、意味まで配慮できずもどかし

(講評)作者のハングル語を学ぶ深い思いが籠もっている。自己反省の強い一首となった。


以上、選評   土永典明