入選 塚田沙弥
〇実習中どんなに朝が早くても米研ぐ母に支えられてる
(講評)実習期間で、いつもより起床が早くなっても、母は何も言わず台所に立って弁当を作ってくれた。そのことに感謝する主人公であった。
入選 水科花奈子
〇福島で復興支える父の背を照れ臭いけどちゃんと見てるよ
(講評)福島の復興を後押しするために働く父親への思いを詠んだ作者。作者の父親への思いやりのにじむ、静かなリズムをもつ作品である。
入選 山﨑友貴
〇左手に隠した携帯端末がすべて知ってる失くした恋も
(講評)作者の携帯電話の端末には今でも恋の履歴が残っている。人間は失恋することで成長していくことでしょう。
以上、選評 土永典明