入選 杉山翔子
〇「また来なせ」老いの言葉が嬉しくて泣きそうになる帰宅電車
(講評)入学して初めての実習が、1年の6月の第1週にあった介護基礎実習Ⅰaである。5日間という非常に短い実習なわけだが、その最後の日に利用者から、「また来なせ」と言われた一言が嬉しくて、帰宅の電車の中で余韻に浸っている作者である。
入選 木戸思鶴
〇一日目自己紹介もドキドキで不安と楽しさ8対2なり
(講評)実習初日に利用者の前で挨拶をした作者。さあ、これから実習が始まると思うと、不安と期待が入り混じった気持ちになった作者である。
入選 榎本優香
〇帰り道ドラムの音が高校の切ない気持ち思い出させる
(講評)片思いであった高校の彼氏は、ドラムを演奏していた。短大を帰る道すがら、軽音楽部のドラムスの音が聞こえ、切ない気持ちになった作者である。
◎介護の喜びコンテストで、杉山翔子さんの上記の短歌が入選しました。「おめでとうございます!」 なお、11月4日(日)、「介護の日」県民のつどいの式典において、表彰されます。
以上、選評 土永典明