入選 相田恵里
〇秋の空下校時会えた夕焼けの寒くて暑い日々思い出す
(講評)描写の奥にある作者の感慨がにじみ出ている。
入選 苅部夏海
〇「悪いわね」いつもそう言う利用者さん拝む両手をそっと握る
(講評)作者の思いやりのにじむ、静かなリズムをもつ作品である。
入選 羽田美咲
〇うちの猫寒いところが嫌いだと布団とコタツ行ったり来たり
(講評)飼い猫への思いの深さが伝わる一首である。
以上、選評 土永典明
この会は、新潟青陵大学、同短期大学部の教職員及び旧教職員並びに学生、卒業生及び学外の方で短歌を愛好し、この会で研鑚を積む志を有する者をもって組織しています。