2013年2月14日木曜日

平成25年 2月

入選   相田恵里

 〇秋の空下校時会えた夕焼けの寒くて暑い日々思い出す

(講評)描写の奥にある作者の感慨がにじみ出ている。

入選   苅部夏海

 〇「悪いわね」いつもそう言う利用者さん拝む両手をそっと握る

(講評)作者の思いやりのにじむ、静かなリズムをもつ作品である。

入選   羽田美咲

〇うちの猫寒いところが嫌いだと布団とコタツ行ったり来たり

(講評)飼い猫への思いの深さが伝わる一首である。


以上、選評   土永典明