2012年5月2日水曜日

平成24年 5月

入選    相田恵里

〇お味噌汁作ってみたら物足りず改めて知るお袋の味

(講評)いつも家では当たり前のように食べていた味噌汁であるが、一人暮らしをして自分で作ってみると何か物足りなさを感じた。今まで家族のために毎日料理を作っていた母の経験が、現在の味付けになっているんだなと、作者が感じた瞬間であった。

佳作    小林明日香
〇「ありがとう」親の前では言えないが心の中でいつも感謝

(講評)一人暮らしを始めて、毎月の仕送りや励ましのメール、電話などが来た時には心の中で両親に感謝している作者である。

佳作    渡辺真優

〇ダイエット目標決めた明日から一週間後またリバウンド

(講評)いざダイエットを始めると、ついつい誘惑に負けてしまった作者である。


以上、選評   土永典明

2012年3月29日木曜日

平成24年 4月

佳作    齋藤加奈

〇「また来てね」言われて嬉しいその言葉やりきったんだ三週間

(講評)実習の最終日に利用者に「また来てね」と言われ、達成感と寂しさとで胸がいっぱいになった作者であった。

佳作    品田麻衣

〇実習中毎日必ず自己紹介その都度言われる「いい名前だね」

(講評)毎日話しをしていた利用者に、「誰さんだっけ」と名前を聞かれた作者。その度に毎回必ず、「いい名前だね」と言ってもらい、嬉しい気分になった。


以上、選評    土永典明

2012年3月2日金曜日

平成24年 3月

佳作   藤村なな

〇寄り添って手を握りあい笑いあう会話がなくても繋がっている

(講評)失語症の利用者とのコミュニケーションで悩んでいた作者。職員のアドバイスにより、非言語的コミュニケーションにたどり着いた。

佳作   井上馨子

〇利用者の笑う顔見て思い出す私の好きな祖父祖母の顔

(講評)利用者と話していると、「まるで、自分の孫のようだ」と笑って答えてくれた。その時、いつも遊びに行く祖父母の顔が浮かんだ作者であった。

佳作   石井玲衣名

〇たくさんの笑顔をもらい癒されて優しい言葉にこらえた涙

(講評)作者が利用者から、たくさんの温かい言葉をもらって、嬉しくて涙をこらえた実習の日々。


以上、選評   土永典明

2012年2月16日木曜日

平成24年 2月

入選   棚橋千優

〇眉毛寄るそして時には手を握る喋れなくても伝わる気持ち

(講評)言語的なコミュニケーションが図れない利用者である。作者は表情やスキンシップから、利用者の訴えを読み取ろうとしている感じをうまく表現している。

入選   渡辺真優

〇利用者と女子会開き盛り上がる夫の愚痴や理想のタイプ

(講評)歳を重ねても薄れることのない女性の会話。若者である作者と利用者が、喜びを共有する思いが伝わってくる。

入選   石川順一

〇ハングル語読み方だけで眠くなり、意味まで配慮できずもどかし

(講評)作者のハングル語を学ぶ深い思いが籠もっている。自己反省の強い一首となった。


以上、選評   土永典明

2012年1月9日月曜日

平成24年 1月

入選   石井玲衣名

〇「嫁に来て」利用者からのプロポーズ嫁ぐにはまだ未熟者です

(講評)嬉しそうな利用者と作者の顔が浮かぶ。

入選   諸橋志保

〇誕生日ケーキを作りプレゼント父の待ち受けその時の写メ

(講評)親子の絆の大切さを感じる。家族の様子も窺えて微笑ましい。


以上、選評    土永典明

2011年12月4日日曜日

平成23年12月

入選   相田こず恵

〇「これ見てよ!」開いたページきらめいた家族の笑顔あなたの笑顔

(講評)利用者が部屋に招待してくれ、アルバムを見せてくれた。家族みんなが笑顔で写っていた。殺伐とした世相を想うとき、人は明るさを求める。

入選   倉石彩未

〇「会いたいよ」そう思っても会えなくて「僕も」の一言じっと待ってる

(講評)就職した彼とはメールや手紙で会話するが、やっぱり直接会って話がしたい作者である。

入選   石川順一

〇ハングルの短波放送夜を撤し我の心をほぐしていくか

(講評)韓国語のラジオ放送を必死になって聴いている作者の姿が目に浮かぶ。


以上、選評   土永典明

平成23年11月

入選   相田恵里

〇利用者の「夢をもって!」の一言に背中押された初実習

(講評)利用者に「あなたは若いんだから、夢をもって頑張りなさい!」と言ってもらったことが、嬉しかった作者である。

入選   石井玲衣名

〇さまざまな経験積んで成長し近づきたいな目標の人

(講評)介護実習に行き、目標となる職員を見つけた作者。少しでも近づくために、福祉の勉強をしていきたいことを結句で表現し得たといえる。

以上、選評   土永典明