入選 金子穂波
〇玉入れで初めて見えた利用者のできないことを笑える強さ
(講評)普段は見えなかった利用者の表情が、レクリエーションの玉入れの時に見ることができた作者である。利用者は、玉を投げても全然届かないことを悲しいと思うのではなく、笑って楽しんでいた。
入選 河合麻奈美
〇「はっこいね!」私の片手包み込む小さな両手力がこもる
(講評)利用者が作者の冷たい左手を握り、温めるように包み込んでくれたのが嬉しかったのである。
入選 石川順一
〇金網に絡みつく葉を裏返す風が緑を黄緑色に
(講評)屋外でよく見かける風景を鮮やかに写し撮った、気持ちのいい歌である。
以上、選評 土永典明
3 件のコメント:
石川さんの元に吹く風を共に感じてみたい、気持ちになる素敵な短歌ですね。
玉入れから利用者さんの人生経験の深さを窺うことができますね☆
現場に入ってこそ、見えてくるものが必ずあります。相田さん頑張ってね。
介護福祉士の先輩より
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