入選 三浦加奈子
〇「先輩」と呼んでたはずが「先輩」と呼ばれる日々にいつしか変わる
(講評)上級生が卒業して下級生から「先輩」と声をかけられ、作者が上級生になったことを実感した。
入選 高椅美里
〇楽しみでうきうきだけど本当は不安でいっぱい初実習
(評価)介護実習の事前訪問に行き、オリエンテーションを受け施設見学してきた。学校へ帰ってくると、実習に行く楽しみとともに不安な気持ちもした作者である。
入選 齋藤加奈
〇黙々と訓練頑張るその背中尊敬します無理しないでね
(講評)利用者が歩行訓練している場面である。作者が「休憩しますか」と尋ねたが、利用者はリハビリを続けた。その姿に心うたれた。
入選 希弥
〇不器用な伝え方だと言うけれどしっかり私に届いています
(講評)初句の友達の言葉を結句でしっかりと受け止めている。作者の友への思いやりを感じる。
入選 古賀美貴子
〇生命の永さを誰が決めるのか納得のいく説明ほしい
(講評)ケアマネジャーである作者が、在宅での看取りをテーマに詠んだ連作である。終末期にある患者と最期まで向き合っている作者の呻吟が伝わってくる。
入選 石川順一
〇フリーズのパソコン画面アイコンが命令待ちととても思えぬ
(講評)面白い瞬間をとらえた。パソコン操作の経験からもよくあることである。
以上、選評 土永典明
2 件のコメント:
高椅さん初めての介護実習はいかがでしたか?これから実習は、第二、第三段階実習とまだまだ続きますね。不安いっぱいだった、最初の実習の頃の気持ちを忘れずに、これからも介護福祉士になるために頑張って下さいね。
齋藤さん。どんなに業務が忙しくても、いつでも利用者さんを見守り、支えることが出来る専門家になってくださいね。
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